近年実施されることが多くなってきたカジュアル面談。会社と学生がお互いのことを知るために設けられ、学生側のメリットとしては入社後のミスマッチ防止が挙げられます。
しかし企業によっては選考要素が盛り込まれているため、想定質問への回答や逆質問を用意していなければ、志望度が低いと見なされ本選考にネガティブな影響を及ぼす可能性があります。
そこで本記事ではカジュアル面談について、頻出質問や面談を受ける際のポイントを紹介します。
カジュアル面談とは
カジュアル面談は、
選考前に学生と会社がお互いのことを知る場として設けられます。一般的にカジュアル面談では学生の人柄や個性、企業の志望度の2点が中心に確認されています。
企業によっては選考としてカジュアル面談を実施している場合もあるため、全く事前準備をせずに参加するのは危険です。カジュアル面談は、就活サービス経由でスカウトが届いた企業で多く実施されます。また自分から応募した場合でも、ベンチャー企業ではカジュアル面談からスタートする場合があります。
カジュアル面談における頻出質問
カジュアル面談は学生と会社のお互いのことを知る場として設定されているため、学生側からの逆質問だけでなく、本選考同様に会社側から学生に質問が投げかけられる場合もあります。カジュアル面談における頻出質問は以下の通りです。
・自己紹介をお願いします。
・いつから就活を始めたのですか?
・現在の就活状況を教えてください。
・就活の軸を教えてください。
・企業選びで重視することを教えてください。
・なぜ弊社に興味を持ってくれたのですか?
・趣味はありますか?
・休日は何をすることが多いですか?
一般的なカジュアル面談では、上記のような雑談ベースの質問が多いです。しかし企業によっては、
ガクチカや自己PRなどの選考要素の強い質問が投げかけられることもあるため、用意しておく必要はあります。
またほとんどの場合、逆質問の時間が設けられるため事前に会社情報を確認し、質問を最低3〜4つは用意することをおすすめします。
カジュアル面談を受ける際のポイント
カジュアル面談を受ける際は以下のポイントを意識しましょう。
・選考だと考えて参加する
・ミスマッチが起きないように、聞きたい質問を用意しておく
上述したように企業によってはカジュアル面談と記載していながら、選考要素が盛り込まれている可能性があるため選考だと考えて参加しましょう。
またカジュアル面談で採用ホームページだけでは入手できない情報を、逆質問を通して手に入れられればミスマッチを防ぐことができるでしょう。具体的には以下の質問は有効です。
・競合他社と比較した企業の強みや弱みを教えてください
・キャリアプランを教えてください
・実際の仕事内容を教えてください
しかし上記の質問のままでは、やや漠然としているため「自分は御社の〇〇が強みだと考えていますが、こちらの認識でお間違いないでしょうか。」といった聞き方をすれば、社員も回答しやすく、企業について調べてきたこともアピールできます。
まとめ
上述したようにカジュアル面談であっても、選考要素が盛り込まれている場合があります。採用ホームページや企業のYouTube チャンネルを通じて、丁寧に企業研究をした上で面談に臨みましょう。また就職活動の軸や志望動機への回答が求められる可能性もあるため、事前に用意しておくことをおすすめします。
なおカジュアル面談はミスマッチを防ぐ場であるため、実際の仕事内容やキャリアプランに関する逆質問はおすすめです。
この記事を書いた人
長谷部 竜也(はせべ たつや)さん
横浜国立大学
都市科学部
環境リスク共生学科
2023年卒業予定
【プロフィール】
2021年2月〜2022年3月
SEO事業を行う企業で3つのメディアを担当
2022年1月〜
就活を進めながらフリーWEBライターとしても活動
「就活ノウハウさらっと」をテーマに実際の就活経験談に基づいた情報を発信。