就活において企業選びの基準を決めれば、闇雲に選考に参加する必要がなくなるため効率的に就職活動が進みます。そのため事前に企業選びの基準を定めておくと良いでしょう。
しかし企業選びの基準といっても、どんな軸があるのか把握できていない方も多いはずです。そこで本記事では代表的な企業選びの基準を5つ紹介します。
職種・仕事内容
職種や仕事内容は、働くうえでの満足度を決める重要な基準です。今後転職することになった場合、異職種転職は、同職種転職よりもハードルが高くなるため、今後の仕事選びにも新卒時点での職種選びは大きく影響します。
職種を選ぶ際、まず重要なのが
選択肢を増やすこと。
そこでおすすめサービスを2つ紹介します。
まずは
JOB PICKSと呼ばれるサイトです。実際にその職種で働いている方の経験談が掲載されているため、リアルな仕事内容を把握することができます。
また、
モグジョブを利用すれば、企業と気軽にマッチングし、話を聞くことが可能です。
普段の学生生活を送る中で知れる“仕事内容”は極わずかです。
いろんなサイトを見たり社会人と会って、選択肢を増やしましょう。
人
働くうえでは人との相性も重要です。
自分がこれまで経験してきたバイトや部活で、どんな人と協力している時が良いパフォーマンスを発揮できたか、居心地がいいかといった観点から自分にあったタイプを把握しておきましょう。
なお自分にあったタイプを決めた後は、OB・OG訪問で実際に気になる企業の社員と会い、自分と波長が合うか確認することをおすすめします。またOB・OG訪問だけでは特定の人としか接触できません。実際に社内にはどんなタイプの社員が多いのか尋ねてみても良いでしょう。
成長できるかどうか
その会社に入社すれば成長できるかどうかも、重要な企業選びの基準になります。成長できるかを企業選びの基準にする場合は、まずは自分なりの成長を定義する必要があります。将来どうなれば成長といえるのか、事前に決めておきましょう。
なお以下の3つの特徴があれば、成長できる会社である確率が高いです。
・会社が成長している
・業界が成長している
・会社内に成長できる環境が用意されている(OB・OG訪問・会社説明会で確認できる)
企業理念・ビジョン
企業理念やビジョンがマッチしていなければ、入社後に居心地の悪さを感じてしまうかもしれません。例えば伝統を重要視するビジョンを掲げている会社に、チャレンジ精神のある候補者が入社するとミスマッチが起こります。
まずは
自分なりのビジョン(働くうえでのモットーや成し遂げたい夢)を明確にし、そのビジョンに関わる理念を掲げている会社を選ぶと良いでしょう。
待遇(給料や福利厚生など)
給料や福利厚生といった、待遇はモチベーションや生活に直結するため重要な企業選びの基準です。給料面でいえば、新卒時点だけでなく5年後・10年後の給料も確認しておくと良いでしょう。給料を把握する際は、
OpenWorkの利用がおすすめです。
また福利厚生としては住宅手当や、食事手当、健康手当があれば、働きやすさがアップするため用意されているか確認しておくと良いでしょう。
なお、このほかにも
転勤の有無や休日日数、残業時間、リモートワークの可否なども仕事の満足度に影響するためチェックすることをおすすめします。
まとめ
企業選びの基準を定めることで、受けるべき企業が自ずと決まるため就職活動が効率的に進みます。代表的な基準としては、職種や人、成長環境、企業理念、待遇の5つが挙げられます。
ただ、全ての基準を満たす企業は少ないため「この条件を満たさなければ、働く意欲がなくなるのはどれ?」と問いかけ、企業選びの基準の優先順位を決めておくことをおすすめします。そうすれば選考を受ける企業を過度に減らすことなく、就活を効率的に進められるでしょう。
この記事を書いた人
長谷部 竜也(はせべ たつや)さん
横浜国立大学
都市科学部
環境リスク共生学科
2023年卒業予定
【プロフィール】
2021年2月〜2022年3月
SEO事業を行う企業で3つのメディアを担当
2022年1月〜
就活を進めながらフリーWEBライターとしても活動
「就活ノウハウさらっと」をテーマに実際の就活経験談に基づいた情報を発信。