就活の早期化に伴い、大学3年生の6月頃から就活を始める学生も増えてきました。しかしサークル活動や留学などで忙しく、3年生の冬になっても就活を始めていない学生の方も多いはずです。
3年生の冬から就活を始めても、まだ挽回の余地はあります。今できることをひとつひとつ丁寧にこなし、希望する企業から内定がもらえるよう進んでいきましょう。
そこで本記事では、3年生の冬から就活を始める方が真っ先にすべきことを4つ紹介します。
アクションプランを決める
就活で、まず取り組むべきなのがアクションプランの設定です。具体的には
「今月はエントリーシートを30枚作成する」や「年内までに5社早期選考を受ける」など自分の行動次第でコントロールできる目標を設定することをおすすめします。
「3月までに就活を終える」「年内までに志望業界を決める」などの具体性に欠ける目標では、モチベーションが上がりにくいため、大々的に掲げる必要はなく、あくまで目安程度に設定しておくと良いでしょう。
まずはエントリーシートを書いてみる
まずはエントリーシートを作成してみましょう。エントリーシートとは学生が企業側に提出する応募書類のことで、志望動機や学生時代に頑張ったこと、自己PRなど聞かれる質問は企業によってさまざまです。
エントリーシートを作成してみることで、
自分の現時点での不足点が明確になります。例えば、エントリーシートで自己PRを求められても記入できなかった場合は、自分の強みを探すことから始める必要があります。まずはエントリーシートを作成してみることで、自分の不足点、今後すべきことがはっきりとします。
多くのサイトでは、書籍などを用いて自己分析を進めることをおすすめしていますが、実際のエントリーシートで求められる設問が頭に入っていなければ、途中で自己分析を行う意味を見失います。ゴールを見定めつつ、自分への理解を進めましょう。
ワンキャリアでは各企業の過去のエントリーシートで問われた質問が掲載されていますので、まずは知っている企業を調べて自分なりのエントリーシートを作成してみましょう。
模擬面接を受けてみる
模擬面接は面接練習の場としても役立ちますが、
自己理解の場にも適しています。模擬面接でもエントリーシートと同様に、自己PRや自分の短所、これまでで一番嬉しかったこと、などさまざまな質問を投げかけられます。ここでうまく答えられれば問題ありませんが、うまく答えられない部分は自己理解が進んでいない部分です。
模擬面接でもエントリーシート同様、自分の弱点が明らかになるため、自己分析が済んでからではなく、進んでいない状況であっても挑戦することをおすすめします。
OBトークや
Matcherといったサービスを利用すれば模擬面接を実施できます。
仕事を知る
前章までは自分を知る(自分を分析する)ための方法をお伝えしましたが、やはり仕事を知ることも重要です。パイロットの存在を知らなければ、そもそもパイロットを夢見ることはできないでしょう。
将来の仕事の選択肢は知っている業界・職種の数で決まるといっても過言ではありません。
仕事の選択肢を広げる際に有効なのが、
JOB PICKSと呼ばれるサイトで、さまざまな職種の経験談が掲載されています。JOB PICKSでまずは仕事の選択肢を増やし、気になった仕事が見つかった後より深く調べることをおすすめします。
また、
モグジョブを利用すれば、企業と気軽にマッチングし、話を聞くことが可能です。先入観なくいろんな社会人と会うことで、自然とキャリアの選択肢が広がっていきます。
まとめ
なかには3年生の冬にすでに内定を獲得している学生もいますが、今から就活を始めたとしてもまだまだ挽回の余地はあります。まずはアクションプランを設定し、その後はエントリーシートの作成と模擬面接で自分の弱点を把握しながら自己分析を進めましょう。これと同時にJOB PICKSを利用しながら、仕事の選択肢を増やしていくことからスタートです。
この記事を書いた人
長谷部 竜也(はせべ たつや)さん
横浜国立大学
都市科学部
環境リスク共生学科
2023年卒業予定
【プロフィール】
2021年2月〜2022年3月
SEO事業を行う企業で3つのメディアを担当
2022年1月〜
就活を進めながらフリーWEBライターとしても活動
「就活ノウハウさらっと」をテーマに実際の就活経験談に基づいた情報を発信。