日系企業の就活とは異なる選考スケジュールで進んでいく外資系企業。求められる能力も、日系企業とは少し違っていることが多いようです。
外資系企業に就職したいと考えている人のために、
スケジュールや必要な能力を解説します。
乗り遅れないように今すぐチェックしましょう。
外資系企業の就活スケジュール
外資系企業への就職を考えているのなら、
大学3年生になったらすぐに就活をスタートしましょう。外資系企業の選考スケジュールは、日系企業よりも早く進みます。
日系企業と同じペースで考えていると、気づいたときにはエントリーすらできないということになりかねません。
外資系就活スケジュール(例)
1.大学3年生の6月~7月:サマーインターンエントリー
2.大学3年生の8月~9月:サマーインターン
3.大学3年生の10月~12月:早期選考、説明会、本選考、ウインターインターンエントリー
4.大学3年生の1~2月:ウインターインターン
5.大学3年生の3月:内定
多くの外資系企業の本選考は大学3年生の11月頃~12月頃に山場を迎え、大学3年生の3月には内定が出るといったスケジュールで進行します。
ウインターインターンが実施される場合はあるものの、サマーインターンが採用に大きく影響することも珍しくありません。
お目当ての外資系企業のサマーインターンにエントリーできるよう、
遅くとも3年生の4月・5月までに企業分析や自己分析をしておきたいものですね。
外資系就職に必要な能力
外資系企業で求められる能力は、日系企業と異なる点があります。
どのような能力が必要なのか解説します。
上手な自己主張能力
外資系企業では、自分の意見をはっきりと表明することが求められる傾向があります。
何も言わない、ただ周りに合わせる、という態度ではマイナスの評価を受ける可能性もあります。
かといって、思ったことを思いつくままに主張するのも適切ではありません。自分の意見を感情的に伝えるのではなく、
相手を尊重しつつロジカルに述べる力が必要です。
自己管理能力
仕事の進め方やスケジュール管理など、日系企業に比べると自由に決められることも多いのが外資系企業です。自由さが魅力的に思える反面、その結果に対する責任も自分につきまといます。
仕事の結果が人事評価にも影響するため、
成果を出すために自分で自分を管理していく力が必要といえるでしょう。
多様性を受け入れる柔軟な姿勢
外資系企業では異なるバックグラウンドの人と仕事をする機会が多くなるでしょう。これまでに自分が築いてきた価値観とは違うと感じることもあるはずです。
同僚や上司、取引先とうまくやっていくためにも、自分の価値観を基準に判断することなく、
多様な文化や考え方を受け入れる柔軟な姿勢が大事になってくるはずです。
外資系企業就職に英語力は必須?取るべき資格は?
「外資系企業は英語が話せないと入社できない」と思っている人は多いかもしれません。
実際のところ、英語が話せなくても就職できる外資系企業もありますが「ずっと英語が話せないままでいい」というわけではありません。昇進するにつれて海外支社とのコミュケーションなどで
将来的に英語力が求められることもあるためです。
また、多くの人がイメージしているとおり、入社後すぐに社員間や取引先と英語でコミュニケーションを取る外資系企業もあります。
いずれにせよ、
英語力は必須といえるでしょう。
入社する外資系企業によって英会話が必要になる時期は異なるかもしれませんが
英語力をつけておいて無駄になることはありません。
外資系企業への就職を目指すのであれば、ぜひ学生のうちに英語力を培っておきたいものですね。ひとつの目安として、TOEIC L&Rであれば
最低700~800点以上、英検であれば
準1級を目標にすると、選考時に英語力を客観的に証明できるはずです。
まとめ
外資系企業では、選考スケジュールも求められる能力も異なります。
乗り遅れないためにも、3年生になったらすぐに就活をスタートしましょう。
また、自分のためにも英語力をつけておきたいものですね。
TOEICや英検に挑戦して、英語力を客観的に証明できるようにしておくと外資系企業への就活に役立つでしょう。
この記事を書いた人
斎藤あやかさん
【プロフィール】
ライターやライター養成講師を軸にフリーランスとして活動中。
モグジョブでは記事の編集やディレクションをさせていただいています。
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