選考の初期段階で実施されることの多い一般常識テスト。十分な点数を獲得しなければ、次のステップに進めないため対策する必要があります。
しかし就活生の中には「どんな問題が出題されるの?」「SPIとの違いってあるの?」など、さまざまな疑問を抱えている方もいるでしょう。
そこで今回は一般常識テストについて、出題内容やSPIとの違いなどを含めて紹介します。なお本記事後半では一般常識テストへの対策も解説していますので、勉強方法に不安のある方もぜひご覧ください。
就活の一般常識テストとは?出題内容は?
一般常識テストとは、
学生の基礎的な学力を確認するために行われる試験のことを指します。一般常識といっても範囲は広く、事前に対策しておかなければ高得点をとることは難しいといわれています。
なお一般常識テストの出題範囲は、中学校・高校で学んだ内容です。具体的に国語であればことわざや敬語の使い方、漢字の読み書き、数学であれば、関数や四則演算などです。
なお試験によっては、時事問題やビジネスマナーが出題されることもあります。
一般常識テストとSPIの違い
一般常識テストとよく混同される試験にSPIがあります。両者の違いは、
制作者と出題内容の2点にあります。基本的に一般常識テストは企業がオリジナルで作成するのに対して、SPIは株式会社リクルートマネジメントソリューションズが作成します。
また一般常識テストは計算問題や文章読解だけでなく、時事問題やビジネスマナーなど社会人の一般常識に関する幅広い知識が問われるのに対して、SPIは数学や国語、英語が中心に出題されます。
このように混同されやすい一般常識テストとSPIですが、それぞれ出題者と出題内容に違いがあります。
一般常識テストへの3つの対策
一般常識テストは、選考の初期段階で実施されることがほとんどです。そのためどんなに面接対策をしていても、この一般常識テストで十分な点数が取れなければ次のステップに進むことはできません。
本章では一般常識テストの対策を3つ紹介します。具体的には以下の通りです。
・問題集を1冊購入し周回する:おすすめの書籍は「
2023年度版 ドリル式 一般常識問題集」
・アプリを活用して、隙間時間で勉強する
・ニュースや新聞を毎日15分はチェックし、そのニュースに対する自分の考えをもつ
多くの就活生は不安から、たくさんの問題集を購入し勉強しようとします。しかし一般常識テストで問われる内容は、ある程度固定されています。そのため多くの参考書に手を出して中途半端な状態で試験に臨むのではなく、
1冊の参考書を完璧にすることをおすすめします。
一般常識テスト対策以外にすべきこと
当然のことながら、一般常識テストで十分な点数を取ったからといって、内定が決まる訳ではありません。そこで本章では内定を獲得するために、一般常識テスト対策以外ですべきことを3つ紹介します。
・自己分析
・自己PRやガクチカといった頻出質問への回答用意
・OB・OG訪問
とくに有効なのが
OB・OG訪問です。その業界や企業に対する理解が深まるだけでなく、依頼すれば頻出質問に対する回答や、自己分析のブラッシュアップに対応してくれる場合もあります。
知り合いがいない場合でも、
OBトークや
Matcherといったサービスを利用すれば簡単にOB・OGに訪問できるためぜひ活用しましょう。
まとめ
学生の基礎的な学力を確認するために行われる一般常識テスト。一般常識といっても範囲が広いため、対策しておかなければ合格点に届かない場合もあります。
対策する場合は、まず問題集を1冊購入し周回しましょう。複数冊の書籍を購入しても、どれも中途半端な完成度に止まることが多いです。一冊を完璧にして、試験を迎えましょう。
この記事を書いた人
長谷部 竜也(はせべ たつや)さん
横浜国立大学
都市科学部
環境リスク共生学科
2023年卒業予定
【プロフィール】
2021年2月〜2022年3月
SEO事業を行う企業で3つのメディアを担当
2022年1月〜
就活を進めながらフリーWEBライターとしても活動
「就活ノウハウさらっと」をテーマに実際の就活経験談に基づいた情報を発信。