冬になると着用する機会が多くなるコート。 就活の面接会場に行く際も、コートを着用する機会があるでしょう。
だからこそ、コートを脱ぐタイミングや面接時のコートの置き方など、細かい所作について不安がある方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は面接会場におけるコートマナーを紹介します。なお本記事後半では、就活コートの選び方も5つのポイントに絞って解説します。
コートマナーのような細かい所作にも気を遣って、担当者に好印象を与えましょう。
就活におけるコートマナー
前提として、このコートマナーを押さえていないことが原因で選考に落ちることはないでしょう。しかしコートマナーのような
細かい所作にまで気を遣えている候補者に、悪い印象を抱く担当者はいません。
どれも意識すれば簡単に実践できるマナーですので、今のうちに押さえておきましょう。
具体的なコートマナーは以下の通りです。
・面接会場(会社)に入る前にコートを脱いでおく
・脱いだコートは二つ折りにして片手にかけて持っておく
・面接時はコートを三つ折りにしバックの上に置く(椅子にかけるのはNG)
・面接会場を後にする際は、入り口を出てからコートを着用する
なお脱いだコートは以下の手順に沿うと、きれいに二つ折りにできます。
1.コートの両肩に手を入れる
2.両肩に入れた手を内側に折り込む
3.前身頃と後ろ身頃を合わせる
4.上下を二つ折りにして片手にかける
就活で使えるコートの選び方
本章では就活で使うコートを選ぶ際のポイントを5つ紹介します。スーツに適したコートを着用して、スマートな印象を与えましょう。
・カラーはネイビーやグレー、黒といった落ち着いた色味を選ぶ(ベージュでも可)
・素材はコットンやウール、ポリエステルがおすすめ(コットンやポリエステルは畳みやすい)
・着丈はスーツの上着より長いものを選ぶ
・ライナー(着脱可能な裏地)付きであれば冬から春まで着回しできる
・防シワ機能が付いているコートを選べば、座った際や畳んだ時にシワになりにくい
なおコートにはステンカラーコートやトレンチコートなど、さまざまな型が販売されています。コートの型によって与える印象は異なります。 具体的には以下の通りです。
・トレンチコート:スマートな印象と清潔感を与えられる(生地が薄いため着回ししやすい)
・チェスターコート: 最もフォーマルでスーツに最適
・ステンカラーコート:シンプルなデザインが多くスーツと合わせやすい
上記3つの型はそれぞれ与える印象が異なるものの、スーツとマッチするためどれを選んでも良いでしょう。
なおダウンコートやダッフルコートはカジュアルな印象を与えてしまうため、就活の場には適さないといわれています。
就活におけるマフラーや手袋のマナー
冬になればコート以外にも、マフラーや手袋を着用するはずです。そこで最後に補足として、マフラーや手袋に関する就活マナーを簡単に紹介します。
マフラー
・面接会場に入るタイミングで、 マフラーは外しておく
・コート同様、面接時はカバンの上にマフラーを置いておく
・1枚布のスタンダードな形状のマフラーが最適(長すぎるマフラーはNG)
・素材はカシミヤやウールがおすすめ
・モコモコとしたマフラーはカジュアルな印象を与えるためNG
手袋
・面接会場に入るタイミングで、 手袋は外しておく
・面接時はカバンの中にしまっておく
・面接時、手袋は鞄の中にしまうので、柄はあまり意識する必要はない
・コンパクトにしまえる手袋がおすすめ
まとめ
本記事で紹介したコートマナーは、意識すれば簡単に実践できるものばかりです。面接の前に再度確認しておきましょう。
なお面接というフォーマルな場では、派手な色のコートやダッフルコート、ダウンコートは適しません。本記事で紹介した5つのポイントを押さえたスーツに最適なコートを選んで、スマートな印象を与えましょう。
この記事を書いた人
長谷部 竜也(はせべ たつや)さん
横浜国立大学
都市科学部
環境リスク共生学科
2023年卒業予定
【プロフィール】
2021年2月〜2022年3月
SEO事業を行う企業で3つのメディアを担当
2022年1月〜
就活を進めながらフリーWEBライターとしても活動
「就活ノウハウさらっと」をテーマに実際の就活経験談に基づいた情報を発信。