会社のことを丁寧に言い表す「御社」と「貴社」。
何気なく使っていると思いますが、違いは理解していますか?
この記事では、「御社」と「貴社」を、自信を持って使い分けられるようになるよう、違いを解説します。
御社と貴社の使い方の違いは?
御社と貴社の違いは、
話し言葉か書き言葉かの違いです。
面接や商談などの話し言葉で相手の会社を敬う場合には御社、履歴書やESなど書き言葉を使用する場合は貴社といいます。
また、リクナビが御社と貴社の使い方を間違えた場合の調査をしたところ、
23.8%の会社が「選考に影響する」と回答しています。
つまり、
会社を敬う言い回しを間違えたことで選考が不利になる場合も十分に考えられるのです。
気を引き締めましょう!
【一般企業以外に】御社・貴社の特殊な言い回し
本記事を読んでいる方の中には、一般企業以外の銀行や学校の選考を受ける方もいるでしょう。
ここでは、御社・貴社以外の特殊な言い回しとして、以下の5つを紹介します。
御社・貴社のよくある間違った言い方
御社・貴社のよくある間違った言い方として、「御社様」「貴社様」が挙げられます。
御社と貴社でもうすでに敬語を使用しているので「様」を付ける必要はありません。
御社・貴社に間違えて「様」を付けると、二重敬語になり、間違った日本語になってしまいます。
御社・貴社を使用する際は、間違えて「様」を付けないように気を付けましょう。
御社・貴社以外で就活にて使用する敬語
就活では目上の人と会話する機会が多いため、当然敬語を使う必要があります。
とはいえ、敬語にはさまざまな種類が存在するので、どういう時にどのような敬語を使用すればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこでここではかんたんに3種類の敬語を解説します。
本記事を読んで、面接で間違った敬語を使用しないよう参考にしてください。
謙譲語
謙譲語とは、
相手に対して尊敬の意を表すために自分をへりくだって話す言葉です。
たとえば、「行く」と表現するのであれば、「伺う」と言い換えましょう。
謙譲語は、
目上の人や上司などに使用する言葉で自分主体の場合によく使用します。
へりくだって自分の行動を相手に伝えたい場合は、謙譲語を使用しましょう。
尊敬語
尊敬語とは
相手を引き立てる場合に使用する言葉で、取引先や上司に対して使用する敬語です。
たとえば、「上司が映画を見る」を「上司が映画をご覧になる」に言い換えることで、自身が上司を尊敬していることを表せられます。
目上の人が主体となる場合に、尊敬語を使用してください。
丁寧語
丁寧語とは
相手に丁寧に接するための敬語であり、主に「です」「ます」を語尾につけて表現します。
たとえば、「大阪へ行く」という言葉を「大阪へ行きます」と表現すれば、より言葉が丁寧になるでしょう。
就活の場では基本的に丁寧語で話すことが求められているので、必ず話す時は語尾に「です」「ます」を付けるようにしましょう。
まとめ
御社と貴社の言い回しは、話し言葉か書き言葉かの違いです。
面接や商談など話す場では「御社」を使用する必要がありますが、
履歴書やESなど文章で書く場合は書き言葉である「貴社」を使用しなければいけません。
御社と貴社の言い回しを間違えることで選考が不利になる企業も存在しているため、間違えないように気を付けましょう。
この記事を書いた人
yasushoさん
主に就活系やビジネス系の記事を執筆しているWebライターyasushoです。
自身の就活経験を元に就活情報を発信していきます。
これから、就活をしようと考えている人の参考になれば嬉しいです。