FPが解説!就活にクレジットカードはあったほうがいい?



スマートに決済できるクレジットカード。
「就活にも1枚あると役立つかも」と考えたことはありませんか?

2022年4月1日の民法改正により、高校生を除く18歳以上の人は親権者の同意がなくてもクレジットカードがつくれるようになりました。

そこで、FP資格をもっている筆者が「就活にクレジットカードはあったほうがいいのか」を考察!

メリットだけでなく、注意点も参考にしてくださいね。


就活生がクレジットカードをもつメリット




就活生は、買い物したり移動したりする機会が頻繁にありますよね。
クレジットカードをもつと「便利でお得」と感じるシーンが多くなるはずですよ!


ポイントがもらえて買い物がお得


利用金額に応じてポイントが付与されるクレジットカードが多くあります。
特定のお店で買い物をすると、通常よりたくさんのポイントがもらえることも!

たまったポイントはキャッシュバックや景品交換などに使えるのが一般的です。

スーツ、靴、書籍…就活に必要なものは意外に多いため、クレジットカードを使うとポイント分がお得になります。


交通系クレジットカードで公共交通機関での移動もお得に


鉄道会社などとクレジットカード会社が提携して発行している交通系クレジットカード。

交通系クレジットカードから交通系電子マネー(Suicaなど)にチャージでき、ポイントが付与されるクレジットカードもあります。

オンラインが多くなったとはいえ、面接や説明会で公共交通機関を使う機会もあるはず。いつもの移動がお得になります!

現金を引き出す手間が減る



学校、就活、バイト…忙しいとATMで現金を引き出す時間も惜しく感じますよね。

クレジットカードなら、持っているカードの国際ブランド(VISAやJCBなど)が使えるお店ならどこでもカード1枚で支払いが完了します。

現金を使う機会が減るとATMに行く頻度も少なくなって時間に余裕ができます。

ネットショッピングもラク


代引きや銀行振込を面倒に感じたことがある人もいるかもしれません。

ほとんどのネットショップはクレジットカード払いに対応しています。カード番号などを入力するだけで決済が完了するので、あとは商品が届くのを待てばOK!

「就活に必要な書籍をネットで買いたい」という場合も手間なく買い物できます。

ペイ系アプリのチャージがラク


就活中の合間にカフェでひとやすみ…というとき、小銭を出さずに決済ができる「〇〇ペイ」といったアプリを使っている人もいるかもしれません。

クレジットカードからのチャージに対応しているものも多くあります。
ATMでのチャージや銀行口座の設定が億劫な人も、クレジットカードでチャージすると便利ですよ。

就活生がクレジットカードもつときに注意したいこと




クレジットカードは就活生にとって便利なものですがライフプランにまで影響する注意点もあります。

お金を使った感覚が薄い


クレジットカードで決済するときは、手持ちの現金がその場で減るわけではありません。

「お金を使った」という感覚を得にくく使いすぎてしまいやすいため注意が必要です。

メモ

利用明細をチェックして「いくら使ったのか」をこまめに把握しましょう!

支払いが遅れると遅延損害金がかかる


クレジットカードは、1ヶ月分の利用金額を後日まとめて一括で請求されるのが一般的です。

支払日にお金が用意できないと遅延損害金を上乗せした金額を払う必要があります。

うっかり忘れが多い人は要注意です!

メモ
「授業や就活でバイトのシフトにあまり入れなかった」など、収入が減ったときでも余裕をもって支払える範囲で使うことが大切です。

延滞の代償は将来にも


支払日を過ぎて督促がきても支払わずにいると、信用情報機関に金融事故として登録される可能性があります。いわゆるブラックリスト入りです。

金融事故の履歴は数年にわたって消えないこともあり、マイカーローンや住宅ローンの審査が通らないなどの影響も考えられます。

メモ
近い将来、車や家のローンを組むことがあるかもしれません。20代だからこそ気をつけてほしいポイントです。

まとめ


お得さや便利性の観点からすると、クレジットカードは就活生の強い味方になってくれます。

しかし、支払いに関してはシビアに考えなければなりません。
アルバイト収入が月によって大きく変動しそうな人や、使いすぎの心配がある人が無理にもつ必要はないと思います。

「利用も支払いも計画的にできる!」という自信と根拠があれば、1枚つくってみてもよいでしょう。

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