「就活にかかる費用はいくら?」
「就活費用を抑える方法はあるの?」
就活中はアルバイトのシフトも抑え気味になることが多く、
就活における『お金』の不安はとても大きな問題です。
そこで今回は
就活費用の平均や内訳、 節約方法の3つを紹介します。
就活費用を事前に把握して、ある程度の資金をためておくことで就活の際の金銭面のストレスを減らしましょう!
就職活動にかかる費用平均
就職みらい研究所のレポート(
保護者が知っておきたい就職活動に関するデータ12)によると、2021年卒の学生の就活平均費用は88,923円、またコロナ禍前の2020年卒の学生は128,890円でした。
これに対して、
2022年卒学生が就職活動に使用した金額は平均で72,034円で、2020年と比べて約4割も減少しました。
オンラインでの就職活動が増えたことで交通費や宿泊費が大幅に減ったため、4割も減少したようです。
たしかに就活費用がコロナ禍前と比べて減ったとはいえ、
就活では7~8万円程度のコストがかかってしまうのが事実です。
就活費用の内訳とは?
就活では面接の際に必要な宿泊費や交通費はもちろん、履歴書に掲載する証明写真の購入代金やリクルートスーツ代といった料金も必要です。
本章では就活費用としてかかる代表的な項目を紹介します。
交通費・宿泊費
自分の住んでいる地域と異なる場所で説明会や面接がある場合は、交通費や宿泊費が必要です。
首都圏在住の学生であれば、それほど気にならないかもしれませんが、地方就活生にとっては、大きな出費になる可能性があります。
リクルートスーツ代
就活の際はリクルートスーツが必要です。
スーツやワイシャツ、ネクタイ、靴、カバンなど一式揃える必要があるため、就活生にとっては大きな負担となるでしょう。
証明写真、履歴書といったその他の備品代
就活には交通費やリクルートスーツ代の他にも以下の費用がかかります。
・証明写真代
・履歴書代
・書籍代(SPI対策の参考書や業界研究のための業界地図等)
・身だしなみを整えるための美容代
・OB/OG訪問、面接で外出する際の外食費
上記の費用は交通費や宿泊費ほど高額な料金ではないものの、ひとつひとつが積み重なれば、決して無視できない大きな負担になり得ます。
就活の費用を節約するには?
オンラインでの就職活動が増えたことにより就活費用は減少しているものの、大学生にとって10万円前後の出費は大きな負担ですよね。
本章では、就活費用を節約する方法を2つ紹介します。
交通費と宿泊費を削減する
就活費用の中でも、とくに費用がかさむのが交通費と宿泊費です。
複数の会社の面接を同日に行うことで、移動費や宿泊費は節約できます。
また、友人宅やカプセルホテルを利用して宿泊費を削減したり、夜行バスを活用して交通費負担を減らしたりすることも有効です。
しかし、ハードな日程や環境を設定することで体調を崩してしまうのは本末転倒。
無理のない範囲で、交通費と宿泊費を削減しましょう。
借りられるものは借りる
前年の物でも使えそうなものは先輩から借りたり、譲ってもらったりしましょう。
とくにリクルートスーツや書籍はすぐにボロボロになるものではありません。
先輩が身近にいないのであれば、フリマアプリを利用しても良いでしょう。
新品である必要がないものは、できるだけお金を節約してゲットすることをおすすめします。
まとめ
2022年卒の平均就活費用は72,034円でした。
就職活動のオンライン化が進んだことでコロナ禍前よりも約4割減少しましたが、依然として学生にとって就活費用は大きな負担であることは事実。
ESで落とされたり、選考がうまく進まなかったりして何かとストレスがたまりがちな就活の時期。できることなら金銭面のストレスは抱えたくないですよね。
就活に集中するためにも、費用がかさむ交通費や宿泊費を削減したり、リクルートスーツや書籍といった借りられるものは借りたりして、就活費用を削減しましょう。
この記事を書いた人
長谷部 竜也(はせべ たつや)さん
横浜国立大学
都市科学部
環境リスク共生学科
2023年卒業予定
【プロフィール】
2021年2月〜2022年3月
SEO事業を行う企業で3つのメディアを担当
2022年1月〜
就活を進めながらフリーWEBライターとしても活動
「就活ノウハウさらっと」をテーマに実際の就活経験談に基づいた情報を発信。