バイトに電話で応募するとき、緊張も相まって何を言えばいいかわからなくなってしまう人も多いでしょう。

この記事では、どのタイミングで、何を、どんなふうに伝えればよいのかがわかるよう、電話応募の流れをそのまま使えるトークスクリプト（対応方法を事前に用意する台本のこと）とともに解説します。

流れにそってトークスクリプトの文言が言えれば、驚くほどスラスラと話せるようになり、気になるバイトへ上手に電話応募できますよ。

応募前には事前準備が大切です！こちらの記事で、電話をかける前に最低限すべきことをチェックしておきましょう。
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これで緊張しない！バイト求人へ電話で応募する前にしておくべき準備

電話をかけて採用担当者につないでもらう

電話をかけてまずやるべきことは次の3つです。

■自分の名前を伝える
「わたくし、◯◯（名字）と申します。」

■用件を伝える
「◯◯に掲載されていた求人に応募したくお電話しました。」

■採用担当に繋いでもらう
「採用担当の◯◯様はいらっしゃいますでしょうか？」

この3つが言えれば第一関門突破です。

第一声を発するときが一番緊張しますよね。いきなり名前を名乗るのも違和感があってぎこちない感じがするかもしれません。
相手が電話に出たら「お忙しいところ恐れ入ります。」というフレーズを発してみましょう。たったひとことを発するだけで、名前や用件などがスラスラ言えますよ。

採用担当者が不在・忙しい場合

担当者が不在の場合も少なくありません。また「今は忙しいからかけ直してほしい」と言われることもあります。改めて電話をかけ直すことを伝え、いつなら都合がよいか確認しましょう。

「それではこちらから改めてかけ直しますが、いつでしたらご都合がよろしいでしょうか？」

担当者から提示された時間が自分の都合とどうしても合わない場合は、他にかけてもよい時間があるか聞いてみましょう。

「あいにく◯時は仕事（授業）で電話ができないのですが、他にかけても差し支えないお時間はありますでしょうか？」

担当者が電話に出たら

改めて自分の名前を名乗り、求人の募集をまだしているか確認しましょう。

「お忙しいところ恐れ入ります。私、◯◯（名字）と申しますが、◯◯に掲載されている✕✕の求人はまだ募集していますでしょうか？」

募集期間中なら次のステップへ進みますが、募集が終了していた場合も印象よく電話を切るようにしましょう。

「左様でしたか、それではまたご縁がありましたらよろしくお願いいたします。失礼いたします。」

バイトの条件について質問があれば聞く

シフトなど、バイトの条件で質問がある場合は先に質問しましょう。

「〇〇に応募したいのですが、わからないことがありまして…、◯つほど質問したいのですがよろしいでしょうか？」

質問したい項目がいくつあるのかを伝えておくと「聞きたいことが聞けなかった！」という事態になりにくいですよ。

応募をやめたい場合

質問してみて条件が合わなければ、面接に進む必要はありません。応募をやめる旨を伝えましょう。

「どうしても難しそうなので、今回は応募を見送らせていただきます。またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。」

そのまま応募したい場合

ぜひ応募したいと思えば面接の設定をお願いしましょう。

「ぜひ応募させていただきたいと思います。面接をお願いできますでしょうか。」

面接の日程調整

面接の日程を決めるとき、応募先から日時を提示される場合と「いつがいいですか？」と聞かれる場合があります。
提示された日時が合えば、復唱して承知したことを伝えればＯＫです。

「◯月✕日の△時ですね、承知しました。」

こちらの都合を聞かれた場合は、第3希望くらいまでを伝え、相手に選んでもらうとよいでしょう。

やや困るのは、応募先から提示された面接日の都合が悪い場合です。

提示された日に面接に行くのが難しいことを伝え、別の日で調整をお願いしましょう。

「申し訳ありませんが、その日は仕事（授業）でどうしても都合がつきません。」
「可能であれば、◯月✕日◯時以降か、◯月△日✕時以降はいかがでしょうか？」

電話を切る前の確認事項

電話を切る前には面接に備えた確認が必要です。応募先から教えてくれることもありますが、そうでない場合は自分から聞いて確認
しましょう。

確認しておくべき項目は次の4つです。

■面接の持ち物
「面接時の持ち物を教えていただけますでしょうか？」

■面接の担当者名
「当日はどなたさまをお訪ねすればよろしいでしょうか？」

■連絡先
「念のためご連絡先を教えていただきたいのですが、こちらの番号でよろしいですか？」

■日時や場所の再確認
「それでは、◯月✕日△時に◯◯へ伺います。」

面接をしてくれる人が電話で話している相手とはかぎりません。誰を訪ねればよいのか聞いておくと当日に困りません。
万が一都合が悪くなったときに備えて連絡先を聞いておけば、確実に連絡がつき、無断で面接をキャンセルする事態が防げます。

好印象な電話の切り方

用件が済んだからといって、そそくさと電話を切ると印象が悪くなります。
電話に対応してくれたお礼と、最後にもう一度名前を伝えてから電話を切ると「しっかりした人だ」と好印象です。


必要に応じて、再度面接日を復唱すると行き違いが防げますよ。

「本日はお忙しいところありがとうございました。私◯◯と申します。（◯月✕日にまたよろしくお願いいたします。）失礼いたします。」

固定電話の親機の場合、受話器をそのまま戻すとガチャっという音がして雑な印象を与えます。
受話器で押し込む部分を指でそっと押し込み、電話を切ってから受話器を置くといいですよ。

まとめ

バイトに電話応募する機会はそう多くありません。
慣れていない人がほとんどだからこそ、多くの人が緊張して言葉に詰まりやすくなってしまいます。
あらかじめ流れを確認しておき、いつ、何を、どんな言葉で言えばよいかがわかれば、緊張感が和らぎスラスラと話せるようになるでしょう。
流れとトークスクリプトを確認して、スムーズにバイトに電話応募できるといいですね。